香霖堂書店

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感想
ずるいのである。こりゃあ文句なしに面白い、ギャグ短編集ですぞ。 なにがずるいって、まるでシーンを想像できないことのオンパレードなのに、つまるところなくスルスル読めてしまうところ。 展開が飽きないのだ。加えて、想像できなくても理解はできる(?)文章のバランスが良い。くすくすと終始笑わせてくれる。 ある種うつくしさを感じるようなギャグ小説本だ。すごい。 収録作は2つ。たぶん3つ――ボケるの早いし(目次)、あとがき読むまで気づかなかったよ! 『あるガトーショコラ(後略)』表題作。 あるガトーショコラより始まる、天使アリスと五目炒飯のヒューマンドラマ。 ショコラ裁判より始まり、ホムンクルス生成の儀式、幻想郷四大妖怪の復活、そして序盤の早苗の伏線がああいう形で回収されるとは…! 転がり続ける展開が面白い、幻想郷社会の斜め上空に切り込んでいった快作。 『シュレなんとかの猫なんとか』 チョコバナナ砲より始まる、紅魔館の1億円の借金の顛末および100匹に増えた黒猫の観測。 ショコラと違って、バナナは展開がみえてる。いかにして(シュレディンガーの猫箱をつかって)借金を返済するのか。 ただその見えてる道が全部だいなし! さすが幻想郷! 紅魔館の一同がかわいらしいのも相まって、楽しむのもあっという間。 『あとがき』 ガトーショコラでは語られなかった、稗田印の砂糖の始まりについて。作者が綴ってくれてます。 あとがきに描かれた挿絵の使い方がうますぎて、脱帽。こんなん笑うわー。 ちなみに、あるガトーショコラとシュレなんとかはウェブで初出のものが読めるみたい。 作者様の作品を辿ると、みつかります。(https://twitter.com/namanie1)
2016年01月15日 07:29:56

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