香霖堂書店

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感想
「タッグ」合同の今回。主軸に二人のキャラクターが置かれることが念頭にあるからか、全体的にきれいにまとまっていて面白かったなあという印象。 以下、各収録作品へ雑感。 『If I Only Had A Heart If I Only Had A Brain』Pumpkin 思い悩むこころさん。そして彼女の中から消えはじめる、こいしとの記憶。 明確には描写されなくても、確かにこいしがいたのだなあという書き方がうまい。 『故にふたりの鳥獣伎楽』S.D. 外から見た鳥獣伎楽の二人、そして二人思う鳥獣伎楽。 バンドとして対外的には良いコンビである二人が、その胸中では精神的な凸凹コンビであることが物語として美しい構図で好き。それと普段の生活感がある感じも。あとは地味なところだけど冒頭でああいう組版やってくれるのも引き立って良いよね。 『その鈴に捧ぐミステリオ』めるめるめるめ さとりの胸中。小鈴と阿求の挑戦。 話の運び方が丁寧で、さとり相手に思考を詰めていく二人の考えに時折はっとさせられたり。手紙の回答には途中で気付いたのですが、小鈴の回答までは至らなかったので、そこが物語の面白さ(タッグたるゆえん)かなと。逆に言うと、手紙を開示するまで答えを明かさない方が、面白さがあったかも? 回答を知った上で2週目読んでも面白いヨー。 『キューミュロニムバスヘルレイザーズ--The Earth Lander.』白衣 地底脱出作戦。 名タッグだ!頭からケツまで全力だ!面白いぞ!以上! ところで、読んでる最中黒ビキニをずっとブーメランパンツで想像してたけど、勇儀さん男じゃねぇってさっき気付いた。でもだって上半身は胸筋じゃん。 『緋翼連理』こうず 幻想郷的な妖怪退治。 慧音かわゆい。慧音が迷惑かけるようで、妹紅もわりかしやっちゃってるのがお互いさまって感じの二人よな。 『ガラス鉢中の幻想郷』百円玉 阿求宅に押し掛け茨華仙。あと金魚。 意外な取り合わせの二人。幻想的な話のつくりもさることながら、華扇ちゃんのキャラが良い。話が進むにつれて、阿求と自然に打ち解けてくる感じが「アリ」だなと思わせてくれる。 ところで、扉の題字フォントが不安定と思ったら、題字に二種のフォントを用いてタッグの二人を表現してるのか。どっちがどっちの文字形なのか想像してみるのも面白いのかも。
2016年01月10日 14:36:31

小説詳細
タイトルかきかぞふ ふたりうしろかげ
著者名S.D.,Pumpkin,めるめるめるめ,こうず,白衣,百円玉
サークルカリニヒタ
詳細URLhttp://karinihita.wix.com/yumeno-tyoujin-tag
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